vimconf2017行ってきたよ~

vimを使い始めて...どれくらいだろ

ほんとに初めて触ったのは3年前くらい?インターン先で急にサーバ一つ与えられて、自由にいじってみてとのこと。
サーバで色々編集する際vimを使うことを知ったのだった。

本格的に使い始めたのはいつだか、しばらくはsublime text(未課金)とかatom(プラグインごてごてで重くなった)とかいわゆる流行りにだけ乗ってたわけだけど
とここで某氏のように自分のツイート遡ってみると、本格的に使い始めたのはつい一年ちょい前であるらしい...

今やプラグインましましこってりの濃いneovim使っております。vimこそが最強のエディタである。
実際はいろんな言語をつまみ食いする手前、統一したプラットフォームで編集できることと、周りに流されないエディタであることに利点を見出した。


さて、前置きはここらにしておいて
来る2017年11月4日、vimconf2017に行ってまいりました。
チケットが発売されるのを今か今かと待ち、発売されるやいなや即購入
実際は大分猶予があったようで。
pyconfとか行きたかったのにいつの間にか募集締め切られてたしね...

プログラミングを初めて大分立つけど、こういう大きめのカンファレンスへの参加は初めて。


では、当日のレポを
と言ってもどんな発表があったのかー的なのは他の人が既に記事を書きまくってるので率直な感想主体で軽く
普段あまり文章を書かないからリハビリがてらということで



当日、朝
あいにく周りにvim使いが居らずぼっちvimconfを覚悟していたのだが、まさかの友人に遭遇
誘われるがまま一緒に行った(まぁ、彼が参加するのはだいぶ前から知っていたのだが)
秋葉原駅で待ち合わせ、そのまま適当に歩く
本当に適当に歩いた結果、案の定会場が分からなくなったので調べた。

その後、建物内にてエレベータに乗るが、一緒に乗った人がカードをタッチしていたので多分従業員用のエレベータだったんだろう。すまぬ
何はともあれ受付へ、受付9時半スタートで45分あたりに着いたと思うけど、その時点で結構人が並んでいた。
受付自体はスムーズに済み、会場へ、なるほど広い!てかキレイ!大学の教室みてーだな!ワクワクすんぞwww
会場も既に半分くらい埋まってたような、有料イベントだからかvim愛に溢れるのか朝早いにも関わらず驚きの参加率とモチベの高さたるや。

実際その時は気づかなかったけど、懇親会での面々を見るに意外と年齢層は若かった。言っちゃなんだけどもっといかにもエンジニアみたいなおっちゃんがいっぱいいるのかなーなんて
vimの未来は明るいか?


ここで閑話休題、今回のvimconf、スポンサー企業によるご厚意?でコーヒーの提供があった。
で、そのカップがこちら
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ちょうどsponsored byのあとが見えない、一応atware様です。感謝。


ではさっそく、セッションの内容へ!


オープニング

周り日本人だらけだけど一応国際的なイベントらしい、英語と日本語による諸注意の説明があった。
同時通訳もされるとのこと、どうやるのかと思ったけどレシーバから直接聴くらしい。自分は使わなかったがなかなかキレのある通訳だったそうな。水が溢れたとかなんとか。

Vim, Me and Community

haya14busa氏によるプレゼン。
docs.google.com

vimプラグインの作者、でいいのだろうか...説明
vimとのふれあいの日々に関する発表だった。
プログラミング自体は割りと最近始められたそうな(こういうのやる人って幼い頃からバリバリやってましたっていう偏見があったので)
各種vimプラグインへのコントリビュートの経緯なんかが次々と述べられた。
自らプラグインを生み出す姿勢と、他人のプラグイン(しかも有名な)にガツガツと修正を加えていくさまは自分も見習わねばなりますまい。

ちなみにEasyMotionは存在こそしれど導入を見送っていたプラグインだった。ちょっと検討してみよう。

それと、正直アスタリスクコマンドはほとんど使ったことがなかった。
なんでこんな便利そうなものをスルーしてたんだ。
vim-asteriskもちょっと検討してみよう。


前々からvim plugin作ってみたいなとは思ってたけどネタがなかった。
普段の機能でこういうのあればいいのに、あたりから発想を広げるのもありかもしれない。

The Past and Future of Vim-go

あの有名なvim用goプラグイン、vim-goの作者fatih氏直々のプレゼン
speakerdeck.com
vim-goに関する話題がちょっとしたジョークとともに紹介された。
goに関しては、自分も入門しようと一通りのプラグインを導入済みで、もちろんvim-goも例外ではない。
ある程度機能も知っていたし実際に使い、その便利さは既に実感していた。

もともとvimのgo用プラグインに関しては、小さいものが乱立していたらしい、それら機能を一つにまとめたのはこのプラグインの偉大さ(と言うと少し仰々しいかもだけどw)の一つだと思う。
実際vimでいろんなプラグインインストールするのだるいよねーうん

名前をつけるのに苦労したという話は面白かったw
goをgolangって言うのは気に入らないだとか、プラグイン名の末尾に.vimをつけるのは気に入らないとか

ドキュメントを書くのはめんどくさいとか、本の寄付募ったらたくさん届いて読み切れねーぜ!とか
人気プラグイン作者の生の声が聞けたのは興味深かった。
俺もそういうふうになりてーぜ!

加えて、やはりvim-goがカバーする範囲の広さに驚く
もうエディタじゃない、IDEだこれ
vimだけあれば十分なんじゃないか?go言語
誰かがgo言語とvimの親和性が抜群と言っていたが、なるほどこれは抜群だ。
実際go言語で一番使われてるのはvimだそうだ。これはもうやるしかない。
また別の誰かが言ってたけどvim-goを使うためにgo言語を始めるというのもわかる。
そしてgoでvimが拡張されてと、好循環が生まれると理想的なのかな。
goやるぞ~~~

昼食タイム

写真を撮り忘れた!!!!!!!
すき焼き弁当だったのだがこれがウマい!!!
弁当が余ってるとのことだったのでおかわりまでしてしまった。
この弁当2つだけで参加費分回収できたのでは...

その間、vim界隈の大御所による歓談と周りのユーザによる質問タイムが始まった。
vim歴は短いが、vimについて色々調べていると嫌でも目にする方々だった。
とは言え、話自体はマニアックというか、自分の興味を引くようなものはあまりなかった。
そもそもmacとかlinuxメインのユーザなのでwindowsの話はてんで分からないし、古いvimのことなど知る由もない。
ただ、LSP(Language Server Protocol)なんかは初めて知ったし、いくつか新しい発見はあった。

そしてvim-jpの誕生秘話は大いに共感した。要約すると日本人なんだから日本語でコミュニケーションとろう。うんその通りだ。

Creating your lovely color scheme

cocopen氏によるプレゼン。
speakerdeck.com
vimのカラースキームicebergの作者と聞いてピンと来た。今でこそsolarizedユーザだけどかつてicebergを試したことがある。
vimにおける良いカラースキームの作り方講座。
エディタのデザインって思ったよりモチベに影響するのよね。
結論から先にいうとmacでターミナルの環境設定から直接色を変えてる?せいかvimでカラースキーム当てると色がおかしくなるのよね...
macとlinuxで環境揃えたいのもあってsolarizedから変えることはそうなさそう。

こちらのプレゼンは、たしかにvimのカラースキームに焦点を当てたものだったけど
その実、あらゆるデザインに応用できるテクニックだったと思う。コンセプトを決めるとか、HUEを変えるとかなどなど
そしてなによりもスライドにこだわりを感じた。スライドそのものの配色とかフォントとかのデザインにも力が入ってた。

vim-mode-plus: The most ambitious vim emulator in the world

t9md氏のプレゼン。まさかの前編英語。
qiita.com
vim-mode-plus、通称vmpはatom用のvimプラグイン。独自の拡張がすごいとか。
プラグインの説明とかデモとか色々あったようだが、atomは最早全く使ってないため聞いてない。
他の参加者の感想を見るにテキストオブジェクトはすごいらしい。使いこなしたい。本題から逸れてるけど。

Vim and Compatibility

senopen氏のプレゼン。スーツにサングラスとなかなかぶっ飛んでいた。というか893だった。
Vim and Compatibility
POSIX原理主義なるものが存在するらしい。公式ホームページを見つけたが、止めといた。怖い。
自分みたいに自分の環境だけ動けばいいやでガンガン書き換えていく人もいれば、ひたすらに後方互換を維持し、移植性を高める方々もいらっしゃるようだ。
全くもって住む世界が違うことを知った。けど、vimに関して言えばvim7が動けば大概の後方互換性は維持できるらしい。それならなんとかできそうなような...?いや、試さないけどな!!!
全編英語発表だったが、POSIX原理主義だけ日本語でも強調されててそれが何故かツボった。
そして最後、壇上から去る際ちらっとサングラスを外しているところが見えて、それも何故かツボった。

neosnippet.vim + deoppet.nvim

大変お世話になっているShougo氏のプレゼン。
deoplete.nvimのバグ治ってましたありがとうございました。

www.slideshare.net
今現在自分はneosnippet.vimを絶賛使用中だが、deoppet.nvimなるものも開発中らしい。
残念ながら実際に使えるようになるのは来年以降らしいが、neosnippet.vimで前のタグに戻れない問題が解決するらしく期待は大きい。
またneosnippet.vimのスニペットがそのまま使えるのも嬉しいニュース。サクッと移行できそうでありがたい。

そしてもう一つ嬉しいニュース。neovimに移行してからvimへの関心は薄まっていてこのときはじめて知ったのだがvim8でも非同期ができるようになったらしい。
つまりvim8でもdeoppet.nvimなどのneovimじゃないと動かなかった非同期プラグインが動くようになったらしい。
あぁ、ほんの少し前に意を決してneovimに完全移行したというのに...悲し、まぁ、vim8に戻るのもすぐできると思うのだが。
ただ、deoppet.nvimがneovimじゃないと動かないらしく、結局neovimに留まる気もする。けどこの分だとそのうち本家の方でもできるようになったりして。

それとプレゼンでもちょこっと言及されてたけどvimfilerのdeoplete.nvim対応版はまだ時間がかかるみたい。

How ordinary Vim user contributed to Vim

daisuzu氏のプレゼン。
speakerdeck.com
要約するとvim本家にコントリビュートしたくね?しようぜ!みたいな感じ
どうにも新しい機能を追加だとかは大変だけど、バグ修正だと結構簡単に名前残せるぞ!!!とのこと
ただ、それにも一つ問題がある。バグが見つかりません!!!毎日ビルドすると見つかるらしいけどそもそもその域に達してないっす!!!
あとプラグインゴテゴテのせいもあってまずおま環を疑うだろうし、原因を見つける頃には問題が解決してそう。分からないけど。

The new syntax highlighter for Vim

pocke氏のプレゼン
speakerdeck.com
今まで気付かなかったし知らなかったのだが、vim本来のシンタックスハイライトは問題があるらしい。
それで新しくシンタックスハイライトのためのプラグインを作ってみたという話。プラグイン名もiro.vimで好感が持てる。
ただ現在はRubyとYAML、実験的にpythonに対応とのこと、これからの発展に期待したい。

You've been Super Viman. After this talk, you could say you are Super Viman 2 -- Life with gina.vim

lambdalisue氏のプレゼン。
Keynote
全編英語だった。
vimからgitを扱うようなプラグインはいくつかあるが、このgina.vimもその一つ。
新しいプラグインを導入する際には付き物だが、煩わしいコマンド群を新たに覚えずに住むのは大きなメリットだと思う。
非同期に対応してるのも嬉しい。加えてなんでもvim8でもneovimでも非同期が使えるようなライブラリも書いたとか、敬礼
ただ、最後aliasを設定すると駄目とか、gitを使うためにvimを起動するようになるとか若干不穏なことを聞いてしまった。導入、どうしよう...?
あと求人情報がちょろっとあったけど、フルフレックスでフリードリンクでアルコールまであるというのは素直に羨ましいと思ってしまった。

懇親会

2時間ほどの懇親会
食べ物も美味しかったし酒も飲んでマジでオトクなイベントだった。
LT大会も始まって飛び入りで色んな人が話してた。
初っ端モナドの話でhaskellニキたちがワイワイしてた。
他にもいろいろあったはずなんだけど思い出せぬ...

終わりに

ひっっっっっっっっっさびさにブログ記事書いた。
会の長さも相まって記事も長くなったし、そもそも全体軽く流す感じだったけど、最後の方はかなり軽く触れるか触れないか程度にまでなった。
疲れた。
色々書こうかと思ったけど力尽きた。文章を書く体力がない。
ではまた来年のvimconf2018で...